Privacy Guardianは、ウェブブラウザ拡張機能*としてインストールするデスクトップアプリです。インターネットの使用時は常に、オンライン機密データ、端末情報、閲覧習慣へのアクセスをブロックします。デスクトップアプリは、Privacy Guardianのすべての設定や、あなたを追跡しようとする攻撃の表示などを一元的に管理できる便利なダッシュボードを備えています

Privacy Guardianは、オンライン広告トラッカーがインターネット上でユーザーを追跡できないようにしつつ、ユーザーはプライバシーを守りながら検索したり、匿名で閲覧したりできるようにします。さらに重要なことは、Privacy Guardianは、ユーザーの所在地、検索履歴、買い物習慣などに基づいて膨大な量の個人情報を取得しようとする攻撃を阻止します。

Privacy Guardianでは、ダッシュボードから複数のウェブブラウザにcookieやキャッシュの自動削除をスケジュールできますが、インターネットcookieを削除するだけではオンラインプライバシーを保護することはできません。

ほとんどの「オンラインプライバシー」ソフトウェアでは、cookieベースの追跡を遮断することしかできません。この方式は、ユーザーが興味を持っていると思われる広告を表示するためにオンライン事業体が使用しており、まもなく時代遅れになります。あなたのプライバシーに対する、cookieよりもはるかに大きく増え続けている脅威は、デジタル「フィンガープリンティング」です。

デジタル指紋を収集する相手からユーザーを保護することができるのは、Privacy Guardianだけです。デジタル指紋収集とは、PC端末に固有の情報を使用して、以下のようなユーザーの身元に関する詳細を取得する、新しい非常に高度な個人情報の収集方法です。

• 所在地
• オンライン検索
• ビデオの視聴履歴
• ウェブサイトのアクセス履歴
• 休暇の過ごし方
• 処方薬
• 自動車の購入
• 収入、借金
• 婚姻歴／子の有無
• その他

Privacy Guardianは、広告のみを対象とするcookieベースの追跡ブロッカーとは異なり、指紋ベースの追跡を対象としています。既知の指紋スクリプトの動作を研究し、機密情報を取得する際に利用されているデータを暗号化します。

Privacy Guardianの追跡検出機能は、サイトにcookieを追跡する広告があるかどうかに左右されません。Privacy Guardianのユーザーには、広告が表示されているかどうかにかかわらず、オンラインで追跡行為が検知されるたびに警告を表示します。さらに、cookieをブロックするだけでは、正規のコンテンツが読み込めなくなる場合があります。

以下は、デジタルフィンガープリンティングによって被る迷惑や不便、生活にもたらされる混乱のほんの一例です。

• オンライン広告によるユーザー追跡
  • アクセスするページにいつも同じ迷惑広告が表示されていることに気付きませんか？
  • 業者から嫌らしい迷惑メールが送信されることもある

• ユーザーデータの売却
  • ブロードバンドプロバイダーはもはや許可を必要とせずに
    広告主にユーザーの個人情報を販売できる

• 提示価格のつり上げ
  • オンライン小売業者は郵便番号を検出して価格をつり上げることができる
  • こうした業者には、航空会社、ホテル、その他が含まれる

• 信用の低下
  • 陰で収集されたユーザーの買い物習慣に関するデータによって、
    与信が拒否される可能性がある

大部分は保護されますが、VPNにはいくつか欠点があります。VPNは、PC端末のデータを暗号化し、リモートIPアドレスから送信された場合と同様にトラフィックを表示します。ただし、データフローにVPNを挿入すると、CPUリソースとブロードバンド幅が低下します。また、Netflixのようなサイトでは、プライベートネットワークであることが知られるようになると、サイトからブロックの対象とされることがさらに増えています。上記の理由から、指紋ベースのトラッキングを混乱させるPrivacy Guardian独自の手法は、VPNに対してはるかに優れています。

Chrome、Firefox、Operaなどの多くのウェブブラウザでは、特定の種類のソフトウェアに互換性を持たせるため、拡張機能（別名「アドオン」）を使用する必要があります。ブラウザ拡張機能は、ウェブブラウザに機能（この場合はオンラインプライバシーツールPrivacy Guardian）を追加します。

Privacy Guardianはブラウザベースの追跡防止アプリケーションであるため、インターネットの使用中に監視の目からオンライン活動を保護するには、ブラウザにPrivacy Guardianの拡張機能を追加することが、インターネットサーフィンを追跡から保護する唯一の方法です（MicrosoftのInternet ExplorerとEdgeブラウザでは、拡張機能を有効にする必要はありません）。

通常はウェブブラウザを1つしか使用しない場合でも、各ブラウザでオンラインプライバシー保護を有効にすることをお勧めします。ブラウザのプライバシー保護を有効にしていない場合は、次の手順を実行します。

• Privacy Guardianアプリケーションの［Dashboard（ダッシュボード）］から、［Browsers（ブラウザ）］をクリックします
• プライバシー保護が使用できるブラウザの一覧が表示されます
• 一覧からブラウザを選択し、［Enable（有効にする）］をクリックします
• Privacy Guardianの画面の手順に従って、ブラウザに拡張機能を追加します
• 使用できるブラウザの一覧を下に移動し、［Enable（有効にする）］をクリックして、以降のブラウザごとに画面の指示に従います

ブラウザ拡張機能（またはアドオン）とブラウザプラグインは異なります。プラグインを使用すると、ウェブサイトでFlashムービーやJavaアプレットなどのコンテンツを埋め込んでレンダリングできます。一般的に、プラグインは拡張機能よりもはるかに危険です。プラグインの場合、ウェブサイトがプラグインを読み込んで、セキュリティホールやバグを悪用する可能性があるからです。拡張機能の場合、ウェブサイトが拡張機能を操作してアクションを実行することはできません。簡単に言えば、拡張機能ではユーザーが使用できるブラウザ機能が追加されますが、プラグインではユーザーがアクセスしたウェブサイトにブラウザ機能が追加されます。